株式会社伍魚福 代表取締役社長

出張先より勉強メモ経営について2011.09.07(Wed)「流通業の次を読む」井本省吾氏講演

20110907jj_kai01.JPG今日は東京、酒類業界の勉強会です。
日本経済新聞の編集委員を20年間務められ、本年3月に退職されて現在はIMTリサーチ・ジャパン代表の井本省吾さんから「流通業の次を読む」と題してお話を聞かせていただきました。
井本さんは長く日経新聞、日経MJ等に流通関係の記事を書かれていました。
酒販業界で近年業績を伸ばしておられる東京の「カクヤス」さんにも早くから着目される等、大変鋭い目をお持ちです。
現在はフリーのジャーナリストという立場で、講演活動等をなさっておられます。
今回の記事を書くのでネットを検索し、「鎌倉橋残日録 ~井本省吾のOB記者日誌~」というブログを書いておられることを知りました。今後継続して読ませていただこうと思います。
井本さんのお話を聞くのは久しぶりですが、毎回世界経済や日本の財政、鉱工業生産指数等のマクロの話から、マーケティングの話まで誰にでもわかりやすいお話をいただけて大変勉強になります。
2008年9月のリーマンショック、今年3月の東日本大震災と2段階の経済衝撃を経た日本。
震災後半年。小売業はコンビニを中心に健闘していること。
その背景にあるキーワード。
節電、暑さ我慢による消費:扇風機、サーキュレータ、アイスクリーム。
省エネ:LED電球、太陽光発電。
節約:巣ごもり・イエナカ消費。
連帯:東北応援セール。
復興需要:復旧工事等に伴う消費拡大。
伍魚福のビジネスに関しても、巣ごもり・イエナカ消費は大いに関係があります。問屋さんの展示会でも「家飲み」提案が強化されています。
この10年間、実質ゼロ成長の日本。その中でも高成長企業が少なくありません。
成熟下でも伸びる企業がたくさんあります。
ユニクロ、アップル、ヴィレッジヴァンガード、あさひ(自転車)、ユニチャームなど。
20110907jj_kai02.JPG世界経済も混迷を深める中での日本。
混乱期であるからこそチャンスでもあります。
ブレずにお客様のことを考え、「そうそう、こういうものが欲しかった」といわれるような商品、サービスを提供し続けたい。
伍魚福も情報感度を高めるために毎日全社員から150文字以内で私宛に「提報」(会社を良くする提案と改善の報告)を出してもらっています。
私もコメントを返す中で気づくことがたくさんあります。
今後もTEAM GOGYOFUKUメンバーとともに努力を重ねていきたいと思います。
井本さんのお話で、元気をいただきました。
ブログ掲載についても快諾いただきました。
ありがとうございました。