株式会社伍魚福 代表取締役社長
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「食」全般お得意先さまについて出張先より2025.06.06(Fri)台湾研修旅行その2(カバランウイスキー工場)
台中駅視察の後、在来線で台湾新幹線の台中駅(高鉄台中駅)。
新幹線で台北駅に戻り、バスで約1時間、カバラン蒸溜所へ。
台湾の大手飲料メーカーが所有する蒸溜所で、2006年に製造を開始し、2008年に販売を開始されたそうです。
私がこのウイスキーを知ったのは、神戸の華僑の方(青年会議所の先輩)に教えていただいた2017年ごろ。
ウイスキーといえば、冷涼な気候が樽熟成に適しているというのが常識でしたが、こちらでは、湿度の高さ、気温の高さを逆手にとって、熟成が早く進むことで、さまざまな味わいのウイスキーを製造されています。
原料は輸入されているそうですが、モルトの粉砕から熟成までの工程を全てここで行う「台湾産ウイスキー」です。
昨年、サントリーの前チーフブレンダーの方の講演を聞いたり、山崎蒸溜所を見学していたりしましたので、その違いに大変驚かされました。
気温が高いので、樽の中で蒸発するいわゆる「天使のわけまえ」は大変多いそうです。
ネットで調べると、1年で10%も減るそうです。
そのため、6年で樽が空っぽになってしまうとか。
世界のウイスキーコンクールで多数入賞する等、評価も高く、現在では高級ウイスキーブランドとして認知がひろがっています。
日本でも日本酒類販売さんが輸入され、ウイスキーのほか、缶入りのハイボールも販売されています。
台湾は地震が多いので、樽を縦に置いているそうです。
日本のように長期熟成を行い、ひと樽ひと樽をチェックして、というイメージからはかけ離れていますが、台湾の気候に合わせた革新的な作り方だと感じました。
前回2017年の台湾訪問時に購入したものもまだ家にあります。
今回購入したものも含めて、ゆっくり味わいたいと思います。