株式会社伍魚福 代表取締役社長

読書メモ2008.12.21(Sun)「我が社はなぜ顧客から選ばれているのか」小野知己著

EMEコンサルタンツ株式会社の代表取締役・小野知己さんの著書です。
小野さんはひょうご経営革新賞の審査員もされており、2007年度のひょうご経営革新賞では伍魚福の審査チームのリーダーを務めていただきました。
審査レポートの中では特に「エンターテイニング」という言葉の重要性をご指摘いただきました。

そのおかげで、経営計画の中にも、商品にも、売場にも、日々の会話の中にも、以前よりもたくさん「エンターテイニング」が登場するようになりました。
「エンターテイニングフード」は登録商標も取得しました。

「楽しませること」、「おもてなし」という意味の「entertaining」。今後も大事なキーワードとして育てていきたいと考えています。

小野さんは、よい企業・活気のある企業を「ワクワクする企業」と定義づけておられます。
経営者と社員と顧客がワクワクする企業を創る。それが経営者の最大の役割である。

この本を読みながら、昨年度の審査レポートに書いていただいたことのさまざまを思い出しました。
小野さんがおっしゃっていたことはこのことだったのか・・・。改めて納得するとともに新たな気づきをたくさんいただきました。

「伍魚福はなぜお客さまに選ばれているのか?」
我々が想定していることと実際にお客さまが思っていることにどれくらいのギャップがあるのでしょうか。

品揃えがいいから?
商品がおいしいから?
安心・安全だから?
売れるから?
儲かるから?
他にないから?
同業他社がやっているから?
面白いから?

いろいろな理由があると思いますが、最終的には何らかの形でお客さまのお役に立っていなければ長いおつきあいをすることができません。
お客さまに昨日よりも喜んでいただくために何ができるのか?

小野さんのお言葉を借りると、

今日、お客さまのために何をしましたか?
明日、お客さまのために何をしますか?

伍魚福の社内の仕事はすべてそのためにあるはずです。

大事なことはお客さまとの対話です。
さまざまな機会をとらえてお客さまの期待を知ること。
そして、それにお応えするためにTEAM GOGYOFUKUのメンバーが一丸となって「同じ方向を向いて」チャレンジし続けること。

この本の中では、「第7章 競合他社に『参った』と言わせる独自能力」の中のひとつの例として伍魚福も取り上げていただいています。
これに恥じない会社にしていかねばなりません。

全員で前を向いて進んでいきたいと思っています。
改めて小野さんとの出会いに感謝。ありがとうございます。