株式会社伍魚福 代表取締役社長

自分自身と家族について2007.01.01(Mon)明けましておめでとうございます(お節料理編)

初詣から11時半ごろ帰宅し、雑煮を祝います。

震災の年に亡くなった祖母が作っていたものを母が受け継ぎ、今は一部家内も担当(煮しめ、たたきごぼう、数の子、雑煮など)しています。もともとの山中家の出身である京都の田舎風なのでしょうか?他家と比べたことがないので定かではありませんが、子供のころから慣れ親しんだ懐かしい味です。
これを食べると「お正月だ」という感慨がわいてきます。
毎年祖母がそれぞれの食材のいわれを口癖のように話していたのを思い出します。「ごまめは・・・、蓮根は・・・、数の子は・・・、黒豆は・・・」うちの子供たちにも受け継いでいかねばならないと思います。


私の好物は「棒だら」です。カンカンに乾燥した棒だらを12月20日頃から水で戻すところから始まり、3~4日かけて味を含ませるそうです(大変だ)。材料のコンディションによっても味や硬さが変わり、かなりのノウハウがいるようです。

それぞれの食材をお膳に盛り付けて正月のお祝いをします。昆布だしで白味噌の雑煮には「かしら芋」、「雑煮大根」、「金時ニンジン」、「小芋」が入っています。お餅は丸餅を焼いて入れます。

男性の雑煮にかしら芋を入れるのですが、今は父、私、舜(長男)、瞭(次男)と4名の男性がいるため、最近少し小ぶりのものになっています(あと食べるのが大変なので・・・苦笑)。年によっては子供の頭の大きさくらいあり、お椀からはみ出します。これが入っていると他に何も入らないので一旦お箸をつけてから入れ替えてもらいます。


これは、2005年のお正月の瞭(当時1歳半)とかしら芋です。

食育が叫ばれる今日この頃ですが、こういう食文化を伝えていくこともとても大事なことだと思います。