株式会社伍魚福 代表取締役社長

商品について地域・社会とのかかわりについて経営について2024.03.01(Fri)「株式会社丸う」の子会社化

株式会社伍魚福は、昨年業務提携した老舗かまぼこメーカーの株式会社丸う(本社・神奈川県小田原市)を3月1日付で全額出資子会社化し、私が丸うの代表取締役社長に就任いたしました。

伍魚福のプレスリリースもご参照ください。

伍魚福は昨年8月、兵庫県事業承継・引継ぎ支援センターから紹介を受けたことをきっかけに、株式会社丸うと業務提携契約を締結しました。
かつて小田原の3大蒲鉾の一つに数えられた「丸う」の味、小田原の食文化の一角を次の時代につなぐお手伝いをしたい、という思いからです。

この経緯については、以前の記事をご参照ください。

この契約に基づき、丸うブランドのかまぼこ、伊達巻、いか塩辛2種を製造し、昨年11月から販売させていただきました。
製造にあたっては、丸うの前身である株式会社丸う田代の社長を務めておられた田代勇生さんを伍魚福丸う事業部の顧問に迎え、原材料、レシピ、製造方法、味、食感について監修いただきました。

まだ完全とは言えませんが「丸う」ファンの皆さんのご期待に少しお応えできたのではないかと考えています。
お電話やSNS等では感謝の声をたくさんいただきました。

「丸う」は1870(明治3)年に田代卯之助氏が小田原市でかまぼこ製造に乗り出したのが始まりです。
長い歴史を継承させていただく責任は非常に大きいと感じています。

今後はかまぼこ、伊達巻、塩辛以外の「丸う」製品についても復活させることを目指します。
引き続き田代勇生さんに監修いただき、「丸う」ファンの皆さんのご期待に沿えるよう、努力いたします。


伍魚福は現在進めている中期経営計画で「日本の食品業界の良いスパイラルの起点となる」を目標に掲げています。
伝統ある地域の食文化を守るという、社会貢献にもつながる取り組みであると位置付けています。

とはいえ現時点では丸うは、私1名だけの会社です。
製造・販売にあたっては、引き続きTEAM GOGYOFUKUメンバー並びにたくさんの関係企業、協力工場の皆さんのお世話になることとなります。
また、販売いただく小売業の皆さま、さらに、ご利用いただく消費者の皆さんのご支援があってこそ、丸う事業を続けることができます。

引き続きご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。