株式会社伍魚福 代表取締役社長

出張先より地域・社会とのかかわりについて経営について読書メモ2023.11.30(Thu)大阪経済大学・北浜実践経営塾

本日は、大阪市東淀川区大隈の大阪経済大学大隈キャンパスに伺いました。
阪急上新庄駅から歩いて15分程度、とてもきれいなキャンパスです。
「北浜実践経営塾」とい3回シリーズの公開講座の3回目を担当させていただくこととなったものです。
キャンパスでのリアル開催と、オンラインのハイブリッド型の公開講座です。
登録はリアル開催62名、オンライン171名とSNSの広告もしていただいたおかげかかなりの大人数です。
ただ、無料セミナーということで、リアル開催の参加者はそれの6割くらい、ということでした。
校門を入ると、こんな看板が。
思わず撮影させていただきました。
「D館」はこちらの建物です。

コーディネートいただくのは、特別招聘教授の岡田晃さんです。
岡田さんは、日本経済新聞社の記者、編集委員を経て、1991年にテレビ東京に異動、米国現地法人の社長、理事・解説委員長を歴任、経済番組のキャスターもお務めになった方です。
2006年にテレビ東京を退職、大阪経済大学客員教授に就任、2022年から同大学特別招聘教授をされている経済評論家です。

控え室でご挨拶をさせていただき、最新のご著書を頂戴しました。
「徳川幕府の経済政策ーその光と影」(PHP新書)です。

大河ドラマの「どうする家康」が放映されているタイミングですので、多くの方が手に取られそうです。

12月12日追記:
読ませていただきました。
260年あまり続いた徳川幕府の経済政策を現代の経済評論家の立場で評価されていてとてもおもしろいです。
8代将軍徳川吉宗の「享保の改革」、松平定信の「寛政の改革」、水野忠邦の「天保の改革」、江戸の三大改革と呼ばれていますが、経済発展の観点から言うと、寛政の改革と天保の改革は明らかに失敗だったそうです。
一方、賄賂政治という悪役イメージの田沼意次は、吉宗の享保の改革を引き継ぎ、特産物の生産拡大、鉱山開発などの殖産興業、株仲間の公認拡大など、発達する商品経済に対応しようとしたり、海産物の輸出拡大や蝦夷地開発調査に動く等、経済活性化を図った、現代で言えば構造改革と成長戦略をすすめた開明的な人物だと岡田さんは評価されています。
金の含有率を下げる改鋳は「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉通り、悪いことだというイメージがありますが、通貨供給量を増やすという意味で正しい政策だった、と言えます。
江戸時代も優秀な政治家が正しい政策を行うことで経済が発展したり、間違った政策でデフレが起こり経済が停滞したりと、現代行われているのと同様の経済の動きがあった、ということを学び、現代にも生かすことができそうです。
改めてご著書を贈呈いただいた岡田晃さんに感謝です。
「北浜実践経営塾」の特別編として、岡田教授の講演会が12月21日に開催されます。
私も申し込みをさせていただきました(オンライン参加)。
楽しみです。
申し込みはこちらからできますので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。

控え室から講演会場に移動、何名か友人・知人も来られていて、緊張感が高まります。
60代以上の年配の方も多くおられます。

講演のタイトルはいつもと同じ、
「神戸で一番おもしろい会社を目指して〜経営者としての試行錯誤〜」です。

岡田晃教授にご紹介いただき、15時からスタート。
途中10分程度の休憩を挟んで17時前まで。
前半で結構時間を使ってしまい、後半は少し巻き気味となってしまい反省。
質問も幾つかいただき、17時過ぎに終了。

オンラインを含めてたくさんの方とのご縁をいただき感謝です。
岡田晃特別招聘教授をはじめとする大阪経済大学のスタッフの皆さん、ありがとうございました。