株式会社伍魚福 代表取締役社長

「食」全般雑感2010.12.04(Sat)三浦先生のお米「忠臣蔵の資金米」

20101204chushingura_no_kome.JPG先日会社に、高校時代の恩師にお立ち寄りいただきました。卒業以来なので、ほぼ27年振りです。
剣道部の顧問をしていただいていた三浦先生。素振りをしておられた姿を今でもよく覚えています。
今は退職されて兵庫県上郡町八保の八保神社の宮司をされているそうです。仕事で長田神社に来られたついでにお立ち寄りいただいたとのこと。伍魚福がNHKテレビに取り上げられたのを偶然ご覧いただいたことがきっかけです。
先生の髪も白く(私も白くなりましたが)、65歳になられた由。
私が高校を卒業したころ、先生はまだ39歳。年配の先生だった記憶があるのですが、私が当時の先生よりも年上になっていることに改めて驚きました。
お土産にお米を3合頂きました。
お聞きすると、先生は地元上郡町の農業を守るため「忠臣蔵の資金米を復興させる会」の代表を務めておられるそうです。
江戸時代は、「赤穂の米」はブランド米。
豪商、紀伊国屋文左衛門が「究極の料理」と考えたのは毎日食べても飽きのこないお茶漬けだったそうです。ただ、材料には一流にこだわり、赤穂の米、宇治茶、宮水、信州の野沢菜を選んだそうです(日本経済新聞2003年1月11日、コラム「今どきの子ども」千葉大学教授明石要一氏から引用)。
「大石は鮓(すし)の重石(おもし)になるやらん 赤穂の米をくひつぶしけり」
これは大石内蔵助が討ち入りに起とうとしないのをじれったく思った江戸の街で流行った狂歌です。
赤穂の浅野藩は米と塩をブランド品として確立し、財政的にも豊かだったとのこと。討ち入りの資金としても米が使われたことは間違いありません。
当時の赤穂藩の米どころは、現在の上郡町が中心。明治になって赤穂と上郡の行政区分が別になったため、忘れられた存在になりました。
どんな経緯か、三浦先生が復興させる会の代表として活動をされています。
日本の農業、農村の風景を守ることで、水田の保水作用で水害も防げるそうです。
翌日朝、早速いただきました。しっかりした味があり、美味しいことに驚かされました。思わずお代わり。
その日の夕方、FAXで注文をさせて頂きました。
本日宅配便で届いたのが、冒頭の写真です。中には便箋6枚にもなる先生のお手紙が。先生の熱い思いがひしひしと伝わり感動。
先生はパソコンが苦手ということで、ホームページ等はありません。
FAXでの注文となります。
通常のお米がキロ400円+送料(神戸で630円)で分けて頂けます。
あいがも農法で無農薬を目指しているお米がキロ600円。
注文FAX:0791-23-2023(ご自宅の電話兼用なので、昼間に送信をお願いします)
「忠臣蔵の資金米を復興させる会」まで。
「忠臣蔵の資金米」を食べ、先生の熱い思いを見習いたいと思います。
元気を頂き感謝。ありがとうございました。