株式会社伍魚福 代表取締役社長

商品について読書メモ2022.07.30(Sat)「酒の神さま」吉村喜彦著

先日、高校の先輩で関西学院大学名誉教授の根岸紳先生より教えていただいた小説「酒の神さま バー・リバーサイド3」(吉村喜彦著)です。
奥さまがお読みになり、弊社の「備長炭カシューナッツ」らしきおつまみが登場することに気づかれたとのこと。
著者の吉村喜彦(のぶひこ)さんは、サントリー宣伝部を経て作家になった方だそうです。

「バー・リバーサイド」シリーズの3作目、ということで、早速3冊購入し、先ほど読了。
もちろん、先に3冊目のこの本を手に取り、作品内にそれらしいものが登場することは確認していました(笑)。
ただ、物事には順序がある、ということで、1冊目の「バー・リバーサイド」から読み始めました。

東京都世田谷区、東急田園都市線・大井町線の二子玉川(ふたごたまがわ)駅から少し離れた住宅地にある川沿いの小さな「バー・リバーサイド」。
そこを舞台に、マスター、助手、お客さんに関わる短編が1冊に5作品ずつ収められています。

読み進むうちに私も常連さんの一人となって、カウンターの隅で黙って飲んでいる、というような気になってきました。
物語にまつわるお酒やおつまみの描写がとてもリアル。飲みたくなります(笑)。

私も飲むアイラウイスキーやアクアビット(スウェーデンの蒸留酒)も登場します。
もちろんさまざまなカクテルも、それぞれに合うおつまみとともに登場します。

備長炭カシューナッツが登場するのは、「アフター・ミッドナイト」という作品です。
アシスタント・バーテンダーである琉平(30歳)の祖父=嘉手川林哲オジイ(95歳)が主人公。
深夜、新月、カラスなど「黒」がキーワード。

登場するお酒は「ブラック・ウオツカ」。
それに合わせて琉平が出すおつまみについての琉平のセリフ。

「カシューナッツを備長炭の粉でコーティングしてるんだよ。お酒は、ブラヴォドって黒いウオツカ」
「醤油に一味唐辛子きかせてるのが、ミソ」

「備長炭カシューナッツ」に間違いなさそうです。

読み終わって、この短編のタイトルページを見直すと、イラストにもそれらしきものが描かれています。

備長炭カシューナッツを写真に撮ってみました!

吉村さんは他にもビール営業マンを主人公とする「ビア・ボーイ」、ウイスキーの宣伝部を舞台とする「ウイスキー・ボーイ」などの作品も著されています。
モーレツに読んでみたくなりました。

高校の先輩とのご縁があり、ご夫婦で商品をご利用いただいたこと。
奥さまがこの小説をお読みになり、気づいていただいたこと。
そうして教えて頂かなければ、永遠に気づかなかったかもしれません。

商品を通じての不思議なご縁に感謝です。