株式会社伍魚福 代表取締役社長

読書メモ2020.02.09(Sun)「ぼくらはお金で何を買っているのか。」松野恵介著

20200209bokurawa01.jpgマーケティングコンサルタントの松野恵介さんの最新刊です。
一般社団法人コトマーケティング協会の代表理事をされています。

「コトマーケティング」の本質を、どうすれば伝えられるか。
松野さんの答えは「小説にする」ということでした。

「はじめに」の中で、松野さんは次のように書かれています。

----------以下引用------------
小説にすることで、実際に商売をしているときに感じる、心の動きや葛藤、
ビフォー&アフターの中に隠された、結果を出すまでの紆余曲折、

商売人が変化していくときの、心の変わりよう。
小説ならば、そんなことも表現できるので、
本質をお届けできると思ったのです。
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松野さんに「コトPOP」を教えていただいたのは、今から10年前です。
その際の学びから、伍魚福商品を紹介する「コトPOP」を作るように。
広報誌「GOGYOFUKU MUSEUM」でコトPOP特集をしたところ大好評だったことから「伍魚福コトPOP研究所レポート」を発刊。
その後、お得意先向けにコトPOPセミナーを開催するようになりました。

その辺の経緯をモチーフに第1章、第2章で伍魚福をモデルにした神戸の珍味メーカー「魚福苑」が登場します。
その他、外壁塗装会社、スポーツ用品店、商店街の活性化など、松野さんの実体験に基づいたエピソードが満載です。

お客様はどんな「コト」を求めているのかを考えて、お客様に喜んでいただく努力をする。
それが商売の本質、ということがよく理解できる本となっています。

伍魚福を取り上げていただいた松野さんに感謝。
ありがとうございます!

たくさんの方に読んでいただきたいですね。