株式会社伍魚福 代表取締役社長

出張先より地域・社会とのかかわりについて経営について2017.06.22(Thu)北海道渡島総合振興局「水産加工食品開発セミナー」

20170620hakodate01.JPG6月20日午後、北海道函館市「函館市国際水産・海洋総合研究センター」において「水産加工食品開発セミナー」が開催されました。
北海道渡島総合振興局の主催によるもので、スルメイカの不漁等にどう対応し、新しい商品を開発するかのヒントを、ということで企画されたものです。
伍魚福も元々は、乾燥したスルメを「のしいか」や「うに松葉」(延ばしたスルメでウニのペーストを挟んで乾燥し、細長くカットしたもの)を作っていたメーカーです。
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直接酒販店への卸売を始めたことでいろんな商品を開発、協力工場にお世話になりながら、現在では400種類の商品を品揃えする総合珍味メーカーになりました。
伍魚福のビジネスモデルの変遷が、原材料不足で悩む皆さんの参考になるのではないか、ということでお招きいただいたものです。
1月に根室で同様のセミナーが開催(根室振興局主催)され、お話をしたことがありますが、函館もかなり深刻な状況です。
「神戸で一番おもしろい会社」を目指して
〜経営者としての試行錯誤〜
と題して、60分報告させていただきました。
伍魚福がお世話になっている協力工場数社の皆さんもお越しになっており、大変緊張しました。
20170621hokkaidoshinbun.jpg講演終了後質問もいただきました。
「いかなごの不漁にどう対応したか」
「成績が上がるとボーナスがたくさんもらえるのか」
など。
私の事例報告の後、国分北海道株式会社のマーケィング部長、大谷武史さんから、
「多様化する消費者ニーズの中で市場が求める商品開発とは」
と題して「缶つま」の開発、育成についての報告も。
大谷部長は、東京の国分グループ本社のオリジナル商品開発部長をされていた2015年に初めてお会いしました。
7月に発売される国分さんと伍魚福の共同開発「瓶つま」の開発をすすめていただいた恩人でもあります。
20170622hakodateshinbun.jpg「缶つま」のブランド化の背景や、開発の手法はとても参考になりました。
我々も国分さんに負けないよう、もっと「おもしろい」商品作りをしていかねばなりません。
今回のセミナーには約40組織、90名近くの方が参加されました。
新しい商品を一緒につくることができるといいですね。
※セミナーの様子を、翌21日の北海道新聞、22日の函館新聞に掲載いただきました。
参加いただいた皆さん、企画いただいた北海道渡島総合振興局の皆さんに感謝。
ありがとうございました!