株式会社伍魚福 代表取締役社長

商品について経営について2015.07.03(Fri)ダイオウイカプロジェクト始動!(須磨海浜水族園×伍魚福)

20150703daiouika00.jpg本日10時ごろ、伍魚福に「ダイオウイカ」が届きました!
全長3m、体重70kg(捕獲時、現在は64kg)のダイオウイカとしては小さめの個体です。
写真の右側が神戸市立須磨海浜水族園の飼育部長、大鹿達弥さんです。
大鹿さんには、いかなごのくぎ煮振興協会の「くぎ煮検定」の問題の監修をしていただいたこともあります。
最近でも須磨海浜水族園のイルカが須磨の海で飼育される「須磨ドルフィンコーストプロジェクト」など、おもしろい取り組みをいろいろと仕掛けておられます。
5月のある日、大鹿さんから電話をいただきました。
なにやらお願い事があるとのこと。
20150703daiouika02.JPG来社頂き、驚くべきお話をいただきました。
ダイオウイカを乾燥標本にできないか、というご依頼でした。
イカの乾燥標本、つまりダイオウイカの「スルメ」です。
この夏、須磨海浜水族園では、妖怪をテーマに掲げた夏の特別展「須魔怪奇水族園–古今東西!水辺の妖怪展–」を開催されるそうで、北欧の怪物「クラーケン」のモデルとされるダイオウイカを乾燥標本にしたいということなのです。
ダイオウイカが手に入れば・・・ということですが、この度、京都水族館で冷凍保存されていた個体を借り受けることができたということで、本日伍魚福に到着したのです。
という訳で本格的に「ダイオウイカ乾燥標本・商品化プロジェクト」が始動することとなりました。
第1弾は、7月16日よりダイオウイカの「スルメ」の製造に着手します。
今回のダイオウイカは、加工が成功した場合、須磨海浜水族園で展示し、期間終了後は京都水族館にお返しすることとなるそうです。
20150703daiouika03.JPG伍魚福としては、今回培ったノウハウを活かし、次のダイオウイカが入手でき次第、第2弾はダイオウイカの「一夜干焼いか」、「ピリ辛さきいか天」として商品化することに挑戦します。
味が伍魚福の市販基準に達し、安全性の確認が取れた場合、パッケージ化し、須磨海浜水族園、KOBE 伍魚福阪神梅田店、伍魚福公式通販サイトで数量限定で発売予定です。
スルメに加工して消費者に試食提供された事例はありますが、市販用商品として発売されたことはなく、商品化できれば日本初となります。
〇プロジェクト概要
<発足の経緯>
須磨海浜水族園が妖怪をテーマに掲げた夏の特別展「須魔怪奇水族園–古今東西!水辺の妖怪展–」
(2015 年7 月18 日〜11 月8 日)で、北欧の怪物「クラーケン」のモデルとされるダイオウイカの
乾燥標本を是非展示してみたいとの打診があり、その依頼に応えることになりました。
<スケジュール>
第1弾「乾燥標本(=スルメ)」プロジェクト
7月3日(金)に神戸に原料入荷(写真)、7月9 日伍魚福の提携工場に移送(函館市)、
7月16日(木)伍魚福山中立会いのもと加工スタート、27日完成神戸に移送(予定)
8月1日(土)須磨海浜水族園に展示予定
第2弾「一夜干焼いか」「ピリ辛さきいか天」プロジェクト
伍魚福の人気商品2品をダイオウイカを原料として製造します。
ダイオウイカの原料が入手でき次第スケジュール化、別途発表予定。
果たして本当にダイオウイカのスルメができるのか。
次のダイオウイカが見つかり、食べられる商品ができるのか?
楽しみなような不安なような・・・。
ダイオウイカの入手に奔走いただいた須磨海浜水族園のスタッフの皆さんに感謝です。
借り受けた貴重な1個体、一発勝負の加工となります。
私も加工初日には立ち会う予定です。
またご報告させていただきます。