株式会社伍魚福 代表取締役社長

出張先より勉強メモ経営について読書メモ2013.10.09(Wed)「第1回おもてなし経営交流会」に参加

20131008omotenashi01.JPG10月8日から9日、神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村の「IPC生産性国際交流センター」で経済産業省商務情報政策局サービス政策課の主催による「第1回おもてなし経営交流会」が開催されました。
平成24年度の同課主催の「おもてなし経営企業選」の選定企業50社、先進的モデル企業22社が対象ですが、今回はそのうち28社が参加されています。
伍魚福の選定についての詳細は4月16日の記事もご参照下さい。
東京オリンピック招致の最終プレゼンで「おもてなし」という言葉が使われ、急に流行語のようになっていますが、経済産業省の「おもてなし経営」の定義は次のとおりです。
(1)社員の意欲と能力を最大限に引き出し、
(2)地域・社会との関わりを大切にしながら、
(3)顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営
20131008omotenashi02.JPG冒頭、経済産業省、選考委員長の力石寛夫さん(NPO法人日本ホスピタリティ推進協会理事長)の挨拶の後、事例発表とグループ内でのディスカッション、質疑応答、という流れです。
今回の事例発表は次の企業でした(「」内は各社の事例のタイトル)。
有限会社兵吉屋(三重県)
「海女文化の発信と保全、地元資源を活用した地域活性化への貢献」
株式会社エー・ピーカンパニー(東京都)
「『生販直結モデル』で『食のあるべき姿』を追求する」
株式会社沖縄教育出版(沖縄県)
「I am OK! You are OK! We are OK! 相互理解をして強みを活かす」
株式会社日本レーザー(東京都)
「社員一人ひとりが経営者。気づきをもとに、組織風土を形成する」
詳しくは、経済産業省「おもてなし経営企業選」の選出企業一覧をご参照下さい。
20131008omotenashi03.JPG各社とも事例集には書かれていない裏話や、苦労話など、大変参考になる話ばかりでした。
経営者の熱い思いとそれを実行する強烈なパワー。
地元の海女文化と神宮信仰を軸にした展開(兵吉屋)。
売上の目的は従業員感動満足。従業員にとっての精神的価値と経済的価値を考える。上司の仕事は部下の失敗を最小化すること(エー・ピーカンパニー)。
社外に良い「おもてなし」をするためには社内での「おもてなし」を(沖縄教育出版)。
会社は仲間とお客様のもの。日本で唯一の社員と経営者が全員株主の会社(日本レーザー)。
各社に一貫して流れていることを一言で言うと、京セラの稲盛和夫さんがいつも言っておられる「利他」ということではないかと感じました。
いつも「評価するのはお客様」だという話を社内ではしています。
自分だけが「おもしろい会社」だと思っていてもお客様にそう思っていただけ、結果として売上や利益に反映されなければ自己満足に過ぎません。
伍魚福も各社に負けないよう、努力を続けなければなりません。
大変刺激的な2日間でした。
経済産業省と設営にあたっていただいたスタッフの皆さん、参加者の皆さんとのご縁に感謝です。
ありがとうございました。