株式会社伍魚福 代表取締役社長

地域・社会とのかかわりについて経営について自分自身と家族について2012.07.21(Sat)信西入道塚(京都府綴喜郡宇治田原町)の石碑に・・・

20120721shinzei01.JPG信西入道塚です。
京都府綴喜郡宇治田原町でのお墓参りの途中に発見。
大河ドラマのおかげで「信西」を再認識、塚を見てみようと車を停めました。
今回の大河ドラマでは、阿部サダヲさんが信西を演じ、清盛とも絡んで大変重要な役柄となっています。
NHKの大河ドラマ「平清盛」の信西の説明を引用します。
信西(高階通憲)
日宋貿易・国家構想における清盛の師。宋の言葉も堪能。中流貴族出身に関わらず少納言に任じられるが、それ以上の出世はみこめないと出家・信西と名乗る。清盛や美福門院と深く結びつき、自らの政治理想を実現しようと努めるが、早急な改革が貴族や武士の反感を買う。
20120721shinzei02.JPG大正5年に地元の有志で「信西入道塚」を整備したということで、その石碑を見ていましたら、その裏の「寄付者」の中に曾祖父「山中直次郎」の名前を発見。
お墓と戸籍以外に宇治田原で当家が存在した痕跡を見つけたのは初めてです。
祖父(山中正親)の時代まで、当地で製茶業を営んでおりましたが昭和10年代に破綻。
家産全て失い、一家で神戸へ。
戦後、縁あってするめの加工を行うものの、昭和20年代後半に再度破綻。
兵庫県珍味商工協同組合の前身、兵庫県鯣加工協同組合(昭和25年3月設立)の登記簿には、理事として祖父の名前もあります。
20120721shinzei03.JPG
息子の山中直次郎、山中勉の二人で創業したのが今の伍魚福(昭和30年に有限会社五魚福として設立)です。
この石碑にある「山中直次郎」は二人の祖父(私の曽祖父)にあたります。
写真が実家の仏間にあります。ひげをたたえた怖そうな写真です。
事業を成功させた人だということで、私の祖父(山中正親)が息子に同じ名前をつけたそうです。
長男なのに「直次郎」なのはそういう理由です。
2代目の山中直次郎は、昭和41年7月に亡くなったので、お盆ではなく、毎年7月にお墓参りをするようになり、今に至ります。
20120205tadanori02.JPG伍魚福の隣には清盛の末弟「平忠度」の胴塚があります。
当家の家紋は清盛と同じ「丸に揚羽蝶」。
因縁を感じます。
先祖は平家の落武者だったのかもしれません。
帰宅後、録画していた大河ドラマ「平清盛」、第26回「平治の乱」を見ました。
阿部サダヲさん演じる信西の最期。「山城 田原」の文字が。
穴を掘り、その中に身を隠していたものの追っ手に見つかり、自ら命を絶つ信西。
清盛の行った日宋貿易も、信西がいたから実現した。
そういう意味では、信西は今の神戸を形作った重要人物の一人といえますね。
大河ドラマ、ますますおもしろくなってきました。
不思議なご縁に感謝です。