株式会社伍魚福 代表取締役社長

出張先より経営について2012.09.09(Sun)ベトナム研修ツアーへ参加

20120906saigon_sta01.JPGベトナム国鉄のサイゴン駅(ホーチミン市)です。
9月5日から9日まで、お得意先企業の取引業者の会主催のベトナム研修ツアーに参加させていただきました。
1班13名と2班15名が別日程で行程を組まれており、私は1班への参加です。
第1日、関西国際空港から約5時間半、ベトナム南部のホーチミン(旧サイゴン)へ。
私にとっては初めてのベトナムです。
20120906saigon_sta02.JPGベトナム戦争を描いたフランシス・F・コッポラの映画「地獄の黙示録」の冒頭シーンはサイゴンから始まります。
中学生時代、この映画を見て理解できなかったことがきっかけで、サントラ盤を購入。
それを聞き込んでいるうちにThe Doorsのファンになった、というのは以前の記事にも書いたとおりです。
そんなわけでなんとなく思い入れとイメージのあるホーチミンでしたが、その大都会ぶりには大変驚かされました。
20120906saigon_master.JPGベトナム国鉄サイゴン駅長と私です。
サイゴン駅の視察、応接室での駅長からの説明、質疑応答もさせていただきました。
サイゴンから首都ハノイへは約2,000km。
1日10本程度の汽車が片道約30時間かけて走っているそうです。
日本と違い鉄道は、主に長距離輸送の足となっています。
参加者には鉄道関係の企業の方が多く、列車、線路、ポイント、枕木、電気施設など熱心に視察されていました。
食品メーカーの私とは見るポイントがまったく違います。
20120906saigon_museum01.JPG駅の視察後、「戦争証跡博物館」へ。
ベトナム戦争に関連する兵器、収容所、被害の写真、世界の反戦活動などについての展示がたくさんあります。
ベトナム戦争では、300万人ものベトナム人が亡くなりました。
うち200万人は民間人です。
200万人のベトナム人が負傷。
今でも30万人が行方不明になっているそうです。
枯葉剤の後遺症。日本でもベトちゃん、ドクちゃんが有名ですが、ベトナム人の子供だけではなく、アメリカ兵、韓国兵の子供にも奇形が発生しています。
20120906saigon_museum02.JPG庭に展示されているのは、アメリカ軍の戦車、戦闘機、ヘリコプターなどです。
これらはいわば「戦利品」。
北ベトナムがサイゴンを陥落させた際にアメリカ軍が残していったものです。
アメリカが負けて残していったもの。世界でも珍しい展示ではないでしょうか。
1975年に戦争が終わり、1995年にアメリカと国交回復。
ドイモイ(刷新)政策で急成長しているベトナム。
歴史もきちんと認識する必要がありますね。
ホーチミンの後、古都フエ、首都ハノイを経て帰国の途に。
盛りだくさんな視察となりました。
同行いただいた皆さんに感謝。
留守を守っていただいたTEAM GOGYOFUKUメンバーの皆さんに感謝です。
ありがとうございました。