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“神戸の味”を守り継ぐ。vol.03いかなごのくぎ煮
![神戸の春の風物詩それは、伝統の香りと味](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/gogyofukutimes3_photo01.jpg)
![神戸の春の風物詩それは、伝統の香りと味](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/sp_gogyofukutimes3_photo01.jpg)
神戸の春の風物詩
それは、伝統の香りと味
神戸では、家々からいかなごを炊く甘い香りが漂ってくると
春の訪れを実感すると言われています。
瀬戸内で水揚げされる新鮮な「いかなご」の稚魚を醤油・砂糖などで
煮上げた佃煮は、家庭料理として愛されてきた伝統の味わいです。
炊き上がった煮姿が古釘のように曲がっていることから
「くぎ煮」と呼ばれ、親しまれています。
阪神・淡路大震災で各地から受けた支援のお礼に、
この「いかなごのくぎ煮」が贈られたことをきっかけに
全国でも知られるようになりました。
近年、いかなごの漁獲量の減少により厳しい状況がつづいていますが、
神戸の春の風物詩とも呼ばれる「くぎ煮」を
今後もご提供していけるよう尽力してまいります。
![昔ながらの製法で丁寧に、おいしく、美しく炊き上げる](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/gogyofukutimes3_photo02.jpg)
![昔ながらの製法で丁寧に、おいしく、美しく炊き上げる](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/sp_gogyofukutimes3_photo02.jpg)
昔ながらの製法で丁寧に、
おいしく、美しく炊き上げる
潮の流れの速い海にもまれたイキの良い、
身の引き締まったいかなごは、味も食感も良いくぎ煮になります。
稚魚は身が傷みやすく、鮮度が命。
そのため淡路周辺から播磨灘周辺の海域で獲れたいかなごを
漁港近くの工場で、その日のうちにガスの直火で炊き上げます。
昔ながらの手作業で行うのは、
デリケートないかなごをおいしく、美しく仕上げるためです。
秘伝のタレ(調味料)が焦げ付かないよう、
ガスの炎を調節しながら、小鍋を1つずつ職人が手で返す。
そして、強火で素早く炊き上げる。
こうすることで、少し固めで照りのあるおいしいくぎ煮が完成します。
この美しい煮姿は、職人の確かな腕がなければ実現できません。
![「神戸の名産」としてくぎ煮を育てていく](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/gogyofukutimes3_photo03.jpg)
![「神戸の名産」としてくぎ煮を育てていく](https://www.gogyofuku.co.jp/wp-content/themes/KOBE/img/times/sp_gogyofukutimes3_photo03.jpg)
「神戸の名産」として
くぎ煮を育てていく
家庭料理として親しまれてきたくぎ煮をお土産として最初に販売したのは
私たちであり、「くぎ煮」という商品名は、伍魚福の登録商標です。
決してこの伝統的な名前を独占するためではありません。
神戸伝統の味を守り、
「神戸の名産」「神戸ブランド」へと育てていくために
商標を預からせていただいているのです。
そのため伍魚福では、「いかなごのくぎ煮振興協会」を設立し、
くぎ煮コンテストやいかなごのくぎ煮文学賞、くぎ煮検定など、
さまざまな活動を行い、くぎ煮の育成に努めています。
協力工場の職人や一般消費者の方々とともに、
味や素材の研究、新しい商品開発を通じて
くぎ煮の魅力を追究し、たくさんの方に神戸伝統の味を発信していく。
すべては、「神戸の名産」を守り継いでいくために。
これからも、地域のいかなごイベントへの協力など
私たちにできる限りのことをしていきます。