株式会社伍魚福 代表取締役社長

地域・社会とのかかわりについて経営について2013.06.28(Fri)2013年6月の講演記録

20130620kakikyokai.JPG6月は講演2件、パネラー1件(6月12日関西イノベーションフォーラム)、ベンチマーク受け入れ1件(6月20日午前)でした。
関西イノベーションフォーラム(関西経営品質賞報告会)は、前回の記事をご参照下さい。
6月20日午後からは姫路商工会議所へ。
兵庫県花卉協会鉢花・花壇用苗物部会、平成25年度総会での講演です。
花卉は「かき」と読みます。ポットに入ってホームセンターや花屋さんで販売されている苗などを生産されている農業者の皆さんの団体です。
約90名の皆さんに対して90分お話をさせていただきました。
タイトルはいつもと同じ「神戸で一番おもしろい会社を目指して~経営者としての試行錯誤~」。
終了後の懇親会でたくさんの方と親しくお話をさせていただきました。
農業者の方、ということで流通なども違うだろうと思っていたのですが、意外なことにビジネスモデルは食品と良く似ていました。
20130620safinia.jpg自宅の玄関前で咲く「サフィニア」です。
たくさんの花がついていますが、これは1ポットの苗から大きく成長したものです。
サントリーさんが開発したものですが、これを委託生産されている方が兵庫県で4軒あるそうです。
伍魚福がサントリーさんのポジションで、農家の方が協力工場にあたります。
自分で生産して自分で販売するというやり方がもともとの姿ですが、新しいやり方にチャレンジしておられる方が成長しているそうです。
おひとりお一人が経営者。真剣にいろんなお話をさせていただくことができました。
有名な兵庫県の酒米「山田錦」も生産されている方とは、日本酒談義にも花が咲きました。
兵庫県や神戸市の職員の方や、花の流通関係の方も多数おられました。
20130628matsubara_brand.JPG6月28日の午後からは大阪府松原市の阪南大学で開催された「松原ブランド研究会」の第13回研究会に参加。参加者は約50名。
「神戸で一番おもしろい会社を目指して」というタイトルで70分。
タイトルは同じですが、地域ブランドをどうするかという研究会ですので、伍魚福の取り組んでいる「くぎ煮」の育成の取組について時間を割き、詳細をお話させていただきました。
そもそも「くぎ煮」を商品化した経緯、地元商業者と取り組んだ「くぎ煮コンテスト」、インターネット上で開催している「くぎ煮検定」、登録商標を取得した経緯など。
直木賞候補作家、三田完先生にお世話になって実施している「いかなごのくぎ煮文学賞」の説明も。
参加者には一般の方も半数近くおられ、いつもと違うパターンのお話となりました。
それなりに笑っていただけた部分もあり、良かったです。
20130628matsubarashicho.JPG講演後の総会では、松原市の澤井宏文市長(写真)、松原商工会議所の吉村盛善会頭のご挨拶もありました。平成25年度からは松原市、商工会議所、阪南大学からの予算で運営されるそうで、松原市の皆さんの本気度がひしひしと伝わってきました。
講演前に控え室で会議所の吉村会頭とご挨拶をしたのですが、靴下の会社を経営されており、私の伊藤忠商事時代の所属部署との取引もあるとのことで、共通の知人が多く、不思議なご縁に驚きました。
講演、総会終了後、阪南大学の皆さんと会食。とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
皆さんとのご縁に感謝です。
ありがとうございました!