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2019年12月27日

「令和もイカナゴを食べたい!そのために考える展」(須磨海浜水族園)

20191227sumasui10.JPG12月26日より神戸市立須磨海浜水族園で企画展「令和もイカナゴを食べたい!そのために考える展」が開催されています。

――――――――以下須磨海浜水族園のプレスリリースより――――――――――
須磨海浜水族園では、イカナゴと生息する海の環境について学んでもらうための企画展「令和もイカナゴを食べたい!そのために考える展」ーイカナゴが湧く「豊かな海」ってどんな海?ーを開催します。
イカナゴは兵庫県の郷土料理、春の風物詩としてくぎ煮を中心として古くから家庭で賞味されてきた、貴重な水産資源です。瀬戸内海は全国でも有数のイカナゴの産地ですが、近年では漁獲量が激減しており、値段も高騰しています。このままでは、庶民の味とは言えない高級魚になってしまいます。漁獲量が減る中で、海の環境はどう変化してきたのでしょうか。イカナゴがたくさん獲れる豊かな海とは何か?今回の企画展示を通じて考えてみて下さい。
20191227sumasui01.JPG
1. 展示期間:令和元年12月26日(木)〜令和2年1月26 日(日)
※毎週水曜日は定休日です(1月1日を除く)
2. 展示場所:当園 本館2階 企画展示ブース
20191227sumasui09.JPG
3. 展示生物:イカナゴ
・全長約10センチメートル ・生後約1年の生体
・約30個体展示
4.展示物(一部):
・解説パネル(イカナゴの生態や、海の環境問題など)
・マスコット展示
「イカナゴの新子ちゃん・新平くん」
・イカナゴ漁やくぎ煮に関する記録映像(約 2 分)
・マンガ冊子「瀬戸内海を豊かな海に!」(3000部無料配布)
5.共催:ひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
生きたイカナゴの生体展示!
これは、絶対見に行かねば、ということで早速伺いました。
広報誌「GOGYOFUKU MUSEUM」の取材を兼ねています(2月号に掲載予定)。

ダイオウイカのするめ、いや、乾燥標本(笑)の件でも大変お世話になった、飼育教育部の大鹿達弥部長と、今回の展示のご担当である、魚類飼育課の岩村文雄課長にご案内いただき2階の企画展示ブースへ。

ダイオウイカプロジェクトの記事(7本!)は、こちらを参照ください。

会場入口上の大きなイカナゴの模型が目を引きます。

パネル展示の奥にイカナゴの水槽があります。
まだ夏眠から目覚めたばかりで、岩村さん曰く「まだ寝ぼけている状態」だそうです。
この水槽の中には、50尾のイカナゴが展示されているのですが、私が訪問した14時30分ごろ泳いでいたのは2尾だけでした。
他の個体は、砂の中に潜っているそうです。
頑張って写真と動画を撮ろうとしましたが、動き回っていて難しいです。

なんとか撮影できた動画がこちらです。

これらのイカナゴは今年8月に愛媛県で獲れたものを兵庫県水産技術センターが入手し、夏眠させたものを須磨海浜水族園に持ってきたものだそうです。

イカナゴは、動物プランクトンを食べます。
動物プランクトンは、植物プランクトンを食べます。
植物プランクトンは、チッソやリンなどの栄養分で育ちます。

イカナゴなどの小さな魚がタコやタイなどの大きな魚のえさになります。
20191227sumasui08.JPG全ての元は「豊かな海」。
私の子供時代、須磨海水浴場の海は、緑色をしていました。
キレイじゃないな、と思っていましたが、少し緑色くらいが栄養分のちょうど良い状態だそうです。

豊かな海に戻すために何ができるのか。
海をキレイにしすぎないためにはどうすれば良いのか。

須磨海浜水族園には、日本の水族館で唯一といわれる、「研究科」という飼育をしない研究専属部門があるそうです。
今回のイカナゴの生体展示もかなり珍しいことだと思われます。
岩村課長に伺いますと、このまま飼育を続けるそうですので、うまくいけば産卵、孵化、シンコの誕生を見ることができるかもしれません。

ただ、気がかりなのは、今のスタッフの皆さんでの須磨海浜水族園の運営が来年2020年3月31日で終了すること。

4月以降は、須磨海浜公園一帯を再開発する別の企業グループの経営になるそうです。
神戸市の関係者の方からは、働く方の雇用は継続されることが条件、と伺っていましたが全員がそのまま、というわけではないようです。

民間の企業でも「デサント」や「ぺんてる」など敵対的なM&Aが話題になっています。
「敵対的」なのは「経営者」対「経営者」であることが多いと思われますが、決着がついた後は、働く方が納得するかどうかが重要になります。

今回は、現在須磨海浜水族園を運営する企業体の参加するグループがコンペで競争し、敗れた相手側の経営になるわけですから、敵対的なM&Aとほぼ同じ状況です。

経営理念も、運営に関する方針もまったく違う別の企業ですから、働くみなさんの納得・理解が得られなければ継続雇用にはつながりません。

地域の海や魚に関する研究、我々のような地域の企業との関係性などがどうなっていくのかも、かなり心配です。

それぞれの企業グループの提案内容を理解していない以上、どちらが良い、という判断は私にはできません。
しかし、市民や働く皆さんが納得できるような、十分な説明は必要です。
市民の声、今の従業員の皆さんの声が新しい須磨海浜水族園に反映されることを期待しています。


投稿者 山中 勧 : 17:19

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