読書メモ

2008年7月 5日

「偽装報告」 高任和夫著


著者の高任和夫さんとは昔一緒にお酒を飲んだことがあります。
私が社会人になって2年半の間、伊藤忠商事の法務部(東京)に勤務していた時代です。
当時高任さんは三井物産の審査部に勤務されていました。
六商社の法務担当者の連絡会というものが開催されており、定期的にお会いする機会がありました。「商社審査部25時」という小説を出されており業界?では知られた存在でしたが大変気さくな方でした。
どこかのバーで「君は巨人の槙原に似てるね。」と言われたことだけ強烈に覚えています(笑)。
#私は阪神ファンですのでちょっとなーという感じでしたが。

さて、この本は先日の東京出張の際に神戸空港で買い求めました。
某自動車メーカーのリコール隠し問題をモチーフとした経済小説です。

巨大企業に勤めるということ。
何のために働くのか。
企業の守るべきものとは何か。
仕事とは。
誇りとは。

主人公の一人は自動車メーカーの法務部に勤務しています。その葛藤を中心として物語は展開します。
私も4年半という短い時間でしたが法務部門に在籍したことを思い出し、懐かしいようななんとも言えない不思議な感覚を味わいました。

印象に残っているセリフがあります。
社内で正論を吐き、左遷され、窓際に追い詰められて精神を病んで退職した登場人物のものです。
「組織じゃないよ、怖いのは・・・・・・。勘ちがいしちゃいけない。怖いのは人間だ」
「会社をつぶすのは苑田(山中註:その会社の経営者)だけじゃない。社員みんなでつぶすんだ」

世間を騒がせているうなぎや牛肉の事件。あとからあとからいろんな「偽り」が発覚し、企業の命とも言える「信用」を失っています。
あくまでも誠実に、正直に、愚直に仕事に向きあいたいと思います。


投稿者 山中 勧 : 17:27

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